GitHub Copilot Chat, Edits, AGENT MODE でGPT-4.1 がGA
GPT‑4.1 GA まとめ資料
1. リリースの全体像
レイヤー | GA 発表日 | 主な窓口 | 変更点 |
---|---|---|---|
OpenAI API | 2025‑04‑14 | OpenAI 公式ブログ「Introducing GPT‑4.1」 | GPT‑4.1/mini/nano (CTX 1 M) が正式モデルに昇格。価格表・SLA 公開。 (openai.com) |
Azure OpenAI Service | 2025‑04‑16 | Azure AI ブログ | GPT‑4.1 系が各リージョンへ順次展開、MS Customer Copyright Commitment の対象に追加。 (openai.com) |
GitHub Copilot | 2025‑05‑09 | GitHub ブログ「GPT‑4.1 が新しいデフォルトモデル」 | IDE/Chat/Agent Mode のデフォルトを GPT‑4.1 へ切替。GPT‑4o は 90 日で非推奨。 (github.blog) |
2. GPT‑4.1 の技術アップグレード
- 長コンテキスト: 最大 1,000,000 tokens(約 750k words)。
- コーディング精度: SWE‑bench Verified 54.6 %(GPT‑4o 比 +21 pt) (reuters.com)。
- Instruction Following: フォーマット順守・冗長編集削減。
- マルチモーダル: mini で MMMU 74.8 % — GPT‑4o を上回る画像理解。
- コスト: GPT‑4.5 より 26 % 安価。mini/nano で最大 95 % 削減。
3. IP 補償の扱い(Copilot 視点)
項目 | 適用条件 | 備考 |
---|---|---|
GitHub Copilot インデムニティ | ① GA モデル② 重複コードフィルター=Block | GPT‑4.1 が GA に追加。GPT‑4o は 90 日後に対象外見込み。 (github.blog) |
Microsoft Customer Copyright Commitment | Copilot /M365 /Azure OpenAI を商用利用 | Azure 上の GPT‑4.1 出力も補償対象(条件要確認)。 (azure.microsoft.com) |
OpenAI Copyright Shield | ChatGPT Enterprise/Teams | API 直利用コードは対象外の場合あり。 |
4. 企業での導入チェックリスト
- IDE 拡張を最新化 (VS Code ≥ 1.100 / JetBrains 2025.1)。
- モデル固定スクリプトを点検 —
gpt-4o
ハードコードを撤廃。 - 重複コードフィルター=Block を強制ポリシーに設定。
- コスト監視 — CTX 拡大でトークン増大に注意。
- Fine‑tuning 移行計画 — 7 月に GPT‑4.5 Preview 廃止予定。
5. 今後のマイルストーン
日付 | 予定 | 影響 |
---|---|---|
2025‑06‑04 | Copilot プレミアム枠課金正式開始 | GPT‑4.1 利用で上限到達しやすい |
2025‑07‑14 | GPT‑4.5 Preview API 提供終了 | 自前エージェントは 4.1 への移行必須 |
2025‑08‑上旬 | Copilot で GPT‑4o 非推奨化完了 | モデルピッカーから削除予定 |
6. まとめ(採用判断のポイント)
- 性能: GPT‑4o のレイテンシを維持しつつ、推論力・長文処理で大幅向上。
- コスト: 4.5 比で単価↓、mini/nano で更なる節約が可能。
- 補償: Copilot では GA モデル扱いになり IP 補償を享受。
- 移行: 旧モデル固定運用は 90 日内に見直し必須。API/Fine‑tune も 4.5→4.1 へ早期移行が推奨。
結論 : GPT‑4.1 は「速度×性能×コスト×補償」のバランスが取れた現行ベストプラクティス。地方企業の大規模レガシー改修や法務文書解析など、長文+高精度が不可欠なシナリオで ROI 向上が期待できます。
GitHub Copilot Chat, Edits, AGENT MODE でGPT-4.1 がGA
Choosing the right AI model for your task – GitHub Docs
タスクに適した AI モデルの選択 – GitHub Docs
2025/5/9 時点で日本語ドキュメントは古い模様
まとめ
- 最大の差異は GPT-4.1 の扱い:英語版=GA、日本語版=プレビュー。
- ユースケース別早見表が一部古い:行欠落・モデル名不一致あり。
- 最新機能を前提に設計/社内展開する場合は英語版に基づく判断が必須 です。
比較の確認
GPT-4.1の比較を始める必要があると思う。例えば、日本語ではGPT-4oが先にリストに表示され、英語リストではその順番が逆になる。また、低コストタスクに関する記載が日本語リストにはないかもしれない。これについて、ラインを見逃している可能性があり、早めに確認しておいた方がよさそうだ。日本語リストの先頭を再確認して、情報をしっかり捕えるようにしよう。
比較の確認
GPT-4.1の比較について、いくつか注目すべき違いがある。日本語のリストではGPT-4oがGPT-4.1より前に来ており、英語ではその順番が逆。さらに、日本語リストから「低コストタスク」に関する項目が欠けているようだ。この点を早めに確認し、リストを上から見直してみよう。また、英語ではGP-4.1の「public preview」という表示も見かけた。
比較の詳細
日本語のリストには、「コスト/パフォーマンス」と「ディープリーニング」「マルチモーダル」の項目が含まれているけれど、「低コスト高速タスク」に関する項目が欠けている。また、GPT-4.1とClaude 3.5のペアリングが、GPT-4.1と3.7に対して並べられた点も異なる。そして、日本語ではGPT-4.1に「Note」があり、これが「公的プレビュー版」だと記載されているのに対し、英語のページではその記載がないことがわかった。
比較の詳細
日本語のリストには、「コスト/パフォーマンス」「ディープリーニング」「マルチモーダル」の項目が含まれるけれど、「低コスト高速タスク」の項目が抜けている。また、GPT-4.1とClaude 3.5がペアになっている点が、英語では3.7になる。それに加えて、日本語では「公的プレビュー版」についての記載があるが、英語ではその説明がない。さらに、使用されているモデルや属性に違いがあることもわかった。
日本語と英語の違い
英語ページにはクレジットに関する最新の注意書きが含まれている一方、日本語ページでは「Premium リクエスト」と記載されていますが、これは実質的に同じ内容です。また、日本語ページではGPT-4.1の「パブリックプレビュー版」に関する記載があり、英語ページにはその記載がありません。さらに、日本語ページのリストでGPT-4oがGPT-4.1より先に表示されていますが、英語ページは異なります。また、低コストタスクと関連する項目が含まれていない点もあります。
日本語と英語の違い
日本語と英語のページにはいくつかの違いがあります。まず、内容の異なる箇条書きがあります。例えば、コストとパフォーマンスについて、Claudeバージョンが対比されているほか、GPT-4oがGPT-4.1ではなく言及されています。また、日本語ページではGPT-4oがGPT-4.1より前に記載されており、プレビューに関する注意書きが追加されています。英語ページにはその注意書きが見当たりません。それに加えて、低コストタスクに関する記載が異なる可能性もあります。
思考時間: 1m 16s
英語版と日本語版に 残っている主な差異 まとめ
項目 | 英語版 (EN) | 日本語版 (JA) | 影響・考察 |
---|---|---|---|
冒頭の早見表(“The best model depends on your use case:”) | 4 行構成① cost & performance → GPT-4.1 / Claude 3.7② fast, low-cost → o4-mini / Claude 3.5③ deep reasoning → o3 / GPT-4.5 / Claude 3.7④ multimodal & real-time → Gemini 2.0 Flash / GPT-4.1 (GitHub Docs) | 3 行構成① コストとパフォーマンス → GPT-4.1 / Claude 3.5(Claude 3.7 ではない)② 深い推論… → 同じ③ マルチモーダル… → Gemini 2.0 Flash / GPT-4o(GPT-4.1 ではない)②に「または または」と重複語が残存 (GitHub Docs) | • fast, low-cost 行が欠落しており用途分類が1つ減っている。• Claude 3.7 → 3.5 へダウングレード記載。• マルチモーダル行で GPT-4o を推奨しており、最新 GA 状況と食い違う。 |
GPT-4.1 セクションのステータス | 見出し直下に “is now available in GitHub Copilot” と GA 表記。プレビュー警告なし。 (GitHub Docs) | Note として 「現在 … パブリック プレビュー段階」 の警告が入ったまま。 (GitHub Docs) | JA 版が更新遅延しており、GA 開始(2025-05-09)の事実が反映されていない。 |
目次の並び順 | GPT-4.1 → GPT-4o → GPT-4.5 … | GPT-4o → GPT-4.1 → GPT-4.5 … | GA されたモデルを先頭にする英語版に対し、日本語版は旧順序のまま。 |
Claude モデルの位置付け | 「cost & performance」欄に Claude 3.7 | 同欄で Claude 3.5 | EN 版は上位モデルを推奨、JA 版は旧世代を推奨。 |
マルチモーダル行の推奨モデル | GPT-4.1 | GPT-4o | GPT-4.1 は Vision 入力も GA 済みだが、JA 版では旧モデルを推奨。 |
その他軽微な翻訳品質 | – | 「または または」など機械翻訳由来の重複語が散見 | 可読性低下・検索ヒット率に影響。 |
ドキュメント更新遅延の背景と注意点
- 翻訳パイプラインのタイムラグ
GitHub Docs はまず英語でマージされ、機械翻訳+人手レビューを経て各言語版が更新されます。そのため GA 発表直後は 英語版が最も正確 と考えるのが安全です。 - 機能レベルの食い違い
Copilot UI では既に GPT-4.1 が標準ですが、日本語ドキュメントを参照すると「プレビュー」と誤認し、企業ポリシーで GA 以外のモデルを禁止 している組織で混乱を招く恐れがあります。 - モデル選定ガイドの誤誘導
• Cost/perf 比 → Claude 3.7 の方が新しいのに 3.5 が掲載。
• マルチモーダル用途 → GPT-4.1 の Vision 機能が考慮されていない。
これにより、最適モデルを選べず ROI が低下 するリスクがあります。
実務対応チェックリスト
やること | 理由 |
---|---|
最新情報はまず英語版を参照 | JA 版より数日〜数週間早く更新されるため。 |
組織内ガイドを更新する際は日英を突き合わせる | プレビュー/GA ステータスや料金倍率が変わる可能性を検証。 |
Copilot IDE のモデルピッカーで現行デフォルトを確認 | ドキュメントの記述と UI 表示が食い違うケースを防止。 |
翻訳フィードバックを GitHub Docs リポジトリへ Issue 提出 | 誤訳や抜け落ちを早期に修正してもらえる。 |
まとめ
- 最大の差異は GPT-4.1 の扱い:英語版=GA、日本語版=プレビュー。
- ユースケース別早見表が一部古い:行欠落・モデル名不一致あり。
- 最新機能を前提に設計/社内展開する場合は英語版に基づく判断が必須 です。
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