Microsoft Base Nagano さん コワーキングスペース利用を終了していました… – ゆるめも
あっ!そう言えばあの時のHoloLens 2 はどう使われてどうなったんだろうか…?
以下、Microsoft Base の全体像から長野拠点の特徴、そしてコワーキングスペース終了の背景をまとめて解説します。
1. Microsoft Base とは
- 発信基地としての拠点ネットワーク
日本マイクロソフトが、Azure をはじめとするクラウドプラットフォームや Microsoft 製品を活用した DX(デジタルトランスフォーメーション)支援を目的に、全国各地に展開している物理拠点の総称です。 - 主な機能
- 各種セミナーやハンズオン、認定資格トレーニングの実施
- 無料コワーキングスペースとしての利用(要利用規約確認)
- オンライン配信スタジオ(Teams Live Studio)やフォンブースの設置など、ハイブリッドワーク推進環境の提供
- 運営体制
日本マイクロソフトと協賛パートナー企業(地元のシステムベンダー等)が連携し、地域のコミュニティやビジネス創出をサポートしています (Microsoft Base)。
2. Microsoft Base 長野(Nagano)の特徴
- 開設:2022年5月27日オープン
- コンセプト:「信州クラウド」と題し、地域の DX 活性化やコミュニティ形成を目的
- 設備・サービス (Microsoft Base Nagano | Livestyleクラウドサービス)
- セミナースペース(約20名)
- 無料コワーキングスペース(20席)
- Phone Booth ×2、Teams Live Studio
- 最新デバイス(Surface Hub 2、HoloLens 2 など)の展示・体験
- 利用開始の遅延
COVID-19 の影響により、コワーキングスペースの一般利用は当初の2022年秋予定から 2023年2月にずれ込んだ経緯があります (長野市中御所に「Microsoft Base Nagano」 地域DXの推進と雇用 …)。
3. コワーキングスペース利用終了の概要
- 終了日:2025年3月28日(金)をもって、無料コワーキングスペースの利用を終了
- 今後の予定:拠点は引き続きセミナーやイベントを企画・開催し、DX やクラウド技術の発信基地として機能を継続 (コワーキングスペース – Livestyleクラウドサービス)。
4. コワーキングスペース閉鎖にいたる背景と考察
要因 | 内容 |
---|---|
利用者数・稼働率の問題 | 地方拠点では首都圏に比べてリモートワーカーの絶対数が少なく、運営初期はパンデミックによる利用開始遅延も重なり、稼働安定化までに時間とコストがかかった可能性があります。 |
運営コストとノウハウ不足 | コワーキング運営には「コミュニティづくり」や「定期イベント企画」など専門的な運営ノウハウが不可欠で、自治体設置型やパートナー企業運営の公共施設では、箱モノ先行でヒトが集まらず閉鎖に至る例が散見されます (地方自治体が整備するのはコワーキングスペースではなくてコ … – note)。 |
施設更新・メンテナンス負担 | 公的施設やテレワーク拠点の閉鎖事例では、建物の大規模修繕時期と運営コストのバランスをとるために利用終了を判断するケースがあります ([PDF] 大田区産業プラザ内コワーキングスペースの閉鎖について)。 |
運営フォーカスの再設定 | 今後は「セミナー × イベント × コミュニティ形成」のコア領域にリソースを集中し、物理的なワークスペース提供から、オンライン/ハイブリッド施策を軸にした情報発信にシフトする狙いがうかがえます。 |
ポストコロナの働き方変化 | パンデミック後のハイブリッドワーク定着により、自宅や他社民間コワーキング利用、企業内サテライトオフィス活用など、多様な選択肢が増え、特定拠点の固定席需要が減少している可能性があります。 |
背景事例:大田区産業プラザ内コワーキングの閉鎖
大田区産業プラザ(biz BEACH CoWorking)では、周辺に民間施設の増加や大規模修繕時期を踏まえ、2026年3月末で閉鎖(公的施設の維持コスト&競合増)という判断がなされています ([PDF] 大田区産業プラザ内コワーキングスペースの閉鎖について)。
5. まとめ
- Microsoft Base は全国展開の DX 発信拠点ネットワーク
- Nagano 拠点 は 2022年5月開設、無料コワーキングや最新デバイス体験を提供
- コワーキング終了 は 2025年3月28日。今後はセミナー・イベントに注力
- 地方拠点の課題 として、利用者数、運営ノウハウ、施設維持コスト、ポストコロナの働き方変化など複合要因が考えられ、全国的な公共/民間施設閉鎖の潮流とも合致
地方都市におけるコワーキング運営は、単にスペースを「箱」として提供するだけでなく、人を集め、コミュニティを醸成し続ける体制がカギとなります。Microsoft Base Nagano も、拠点の持続的価値を最大化するために提供サービスの最適化を図った結果と見ることができそうです。
松本もコワーキングスペースさんは1カ所閉鎖になって1年たちましたね。
さらにもう一カ所は完全予約制になっていて前を通るともうそこは運営会社さんのオフィスという感じでした…
さらにもう一カ所もコワーキングスペース機能は廃止されて別の業態になった感じ…
なんな共通しているのは人知れずフェードアウトしていった感じ?(個人の印象です)
【松本市】オープンからまもなく7年。島立にあるコワーキングスペース「GREAM」が3月末で閉店です。 | 号外NET 松本
https://matsumoto.goguynet.jp/2024/02/17/great-close/
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