(4.1 Gen) Windsurf Wave 9 について

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Windsurf Editor Changelogs | Windsurf (formerly Codeium)
v 1.9.0
May 15, 2025
https://windsurf.com/changelog


Windsurf(旧称 Codeium)の最新アップデート「Wave 7」では、AI開発支援機能「Cascade」のJetBrains IDE(IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなど)への対応が発表されました。これにより、JetBrainsユーザーもWindsurfのAI機能を利用できるようになりました。(X (formerly Twitter))

JetBrains IDEへのCascade対応

Wave 7の最大の特徴は、JetBrains IDEでのCascadeの利用が可能になったことです。これにより、IntelliJ IDEAやPyCharmなどのJetBrains製品を使用している開発者も、WindsurfのAI支援機能を活用できるようになりました。

SWE-1モデルファミリーの導入

新たにSWE-1モデルファミリーが導入され、以下の3つのモデルが提供されています:(moonbowsurf.com)

  • SWE-1: 最先端の性能を持つ新モデルで、Proユーザーは期間限定で無料利用可能です。
  • SWE-1-Lite: Cascade Baseの後継として、全プランで無料提供されています。
  • SWE-1-Mini: Tab補完専用の軽量モデルです。

カスタムワークフローとルールファイルのサポート

Cascadeにおいて、以下の新機能が追加されました:(Windsurf)

  • カスタムワークフロー: ユーザーが独自のプロンプトを作成・保存し、スラッシュコマンドで呼び出すことができます。
  • ファイルベースのルール: .windsurf/rulesディレクトリにルールファイルを保存し、特定のファイルやパターンに適用可能です。

同時Cascadeセッションとプラグイン管理の改善

複数のCascadeセッションを同時に実行できるようになり、会話の切り替えもドロップダウンメニューやキーボードショートカットで簡単に行えます。また、Cascadeプラグインの管理パネルが刷新され、MCPサーバーのインストールやアンインストールが容易になりました。(Codeium)

チーム向け機能の強化

チームおよびエンタープライズ向けに、以下の機能が追加されました:

  • Windsurf Reviews: GitHubアプリを通じてコードレビューやPRのタイトル・説明の編集が可能です。
  • 会話の共有: チームメンバー間でCascadeの会話を共有するためのURLを生成できます。
  • ナレッジ共有: Googleアカウントを連携し、関連するGoogleドキュメントをチームで共有・参照できます。
  • チームデプロイ: Netlifyアカウントを接続し、Cascadeから直接アプリをデプロイできます。
  • チーム分析: チームの活動状況を把握するための分析ダッシュボードが提供されます。

その他の改善点

  • 新しいアプリケーションアイコンの導入。
  • 無料プランの強化(Cascadeの書き込みモードやデプロイ機能の追加)。
  • VS Code 1.99.1へのアップグレード。
  • パフォーマンスと安定性の向上。(Codeium)

詳細な変更履歴は、公式のWindsurf Changelogをご参照ください。


SWE-1

WindsurfのAIモデル完全ガイド

SWEモデルの基本情報

SWE(Software Engineering)モデルは、Windsurfが開発した大規模言語モデル(LLM)のファミリーで、ソフトウェアエンジニアリングタスクに特化して最適化されています。

SWEモデルの特徴

  • コード特化: コーディング、デバッグ、リファクタリングなどのソフトウェア開発タスクに最適化
  • マルチ言語対応: 主要なプログラミング言語を広くカバー
  • コード理解力: 大規模なコードベースの文脈を理解可能
  • 推論能力: 複雑な問題解決に必要な論理的推論が可能

Windsurfがサポートする全モデル

1. SWEシリーズ

SWE-1

  • 特徴: 最高レベルのコーディング能力を提供するフラッグシップモデル
  • 強み: 複雑なアルゴリズム設計、大規模リファクタリング、システム設計
  • ユースケース: エンタープライズレベルの開発、大規模プロジェクト

SWE-1-Lite

  • 特徴: バランスの取れた性能を提供するメインストリームモデル
  • 強み: 応答速度と精度のバランスが良い
  • ユースケース: 日常的なコーディング、デバッグ、中規模リファクタリング

SWE-1-Mini

  • 特徴: 高速なレスポンスに特化した軽量モデル
  • 強み: リアルタイムのコード補完と提案
  • ユースケース: コード補完、シンタックスハイライト、クイックフィックス

2. その他の主要モデル

GPT-4

  • 特徴: OpenAIの最先端汎用言語モデル
  • 強み: 幅広い一般知識と高度な推論能力
  • ユースケース: 技術文書作成、アイデア発想、複合的な問題解決

Claude 3

  • 特徴: Anthropicの安全性を重視した言語モデル
  • 強み: 長文処理能力と自然な会話
  • ユースケース: ドキュメンテーション、コードレビュー、倫理的な判断を要するタスク

Code Llama

  • 特徴: Metaが開発したコード生成特化のオープンソースモデル
  • 強み: ローカル環境での実行が可能
  • ユースケース: プライベートな開発環境、セキュリティが重要なプロジェクト

モデル比較表

| モデル | タイプ | 強み | 最適なユースケース | 応答速度 | |——–|——–|——|——————-|———-| | SWE-1 | コード特化 | 高度なコーディング能力 | 大規模開発、複雑な問題解決 | 標準 | | SWE-1-Lite | コード特化 | バランスの取れた性能 | 日常的な開発作業 | 高速 | | SWE-1-Mini | コード特化 | 高速なレスポンス | コード補完、クイックフィックス | 最速 | | GPT-4 | 汎用 | 幅広い知識と推論 | 技術文書、アイデア発想 | 標準 | | Claude 3 | 汎用 | 長文処理、安全性 | ドキュメント、倫理的判断 | 標準 | | Code Llama | オープンソース | プライバシー保護 | セキュアな環境での開発 | 環境依存 |

モデル選択のガイドライン

  1. 高度なコーディングタスク → SWE-1
  2. 日常的な開発作業 → SWE-1-Lite
  3. リアルタイム補完 → SWE-1-Mini
  4. 技術文書作成 → GPT-4
  5. 倫理的な判断を要するタスク → Claude 3
  6. セキュリティが重要な環境 → Code Llama

今後の展開

Windsurfは今後もモデルのアップデートを続けており、より高度な機能や新しいモデルの追加が予定されています。特に、マルチモーダル機能(画像認識など)の統合や、よりパーソナライズされたコードアシスタンス機能の強化が期待されています。


他社も出るに関しては説明がかなり。。。(爆

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