4.1-san にまとめていただきました。
Visual Studio 2022 v17.14 Release Party – agent mode, C++, SLNX, and more🎉
https://www.youtube.com/live/FYEe82qAp2Q?si=4SfhUVfMe_eL8K0f
承知しました!
YouTubeライブ配信「Visual Studio 2022 v17.14 Release Party – agent mode, C++, SLNX, and more🎉」の要点を日本語訳+技術的な詳細解説としてまとめます。
大ボリュームのため、要点はセクションごとにまとめ、解説も充実させています。
Visual Studio 2022 v17.14 Release Party まとめ & 技術解説(日本語)
1. オープニング・新機能全体紹介
出演:
- Leslie Richardson(MC)、Robert Green(MC)、James Montemagno ほか
内容まとめ:
- Visual Studio 2022 v17.14(GA:正式リリース)リリースパーティ。
- 多数の新機能と最適化が盛り込まれている。
- .NET/C++/AI全般のアップデート、特に「Copilot Agent Mode」と「MCPサーバー対応」に注目。
- インストーラーから「リリースノート」へのリンクがあり、アップデート内容を簡単にチェック可能。
解説ポイント:
- v17.14はAIアシスト開発の次の進化形。Copilot機能の統合強化・C++開発体験の向上が主な柱。
2. Copilot Agent Mode(エージェントモード)
説明+デモ担当: James Montemagno
● 機能概要
- **Agent Mode(エージェントモード)**をオンにすると、プロジェクト横断でのAI自動化が可能。
- コード自動実装、自己修復(self-heal)、エラー発見・修正、NuGetパッケージ導入、コマンド実行など。
- チャットUI内で「ask(従来型)」と「agent(エージェント型)」を選択可能。
● 具体的なデモ内容
- Blazor+.NET Aspireのサンプルアプリで、「製品ページを完成させる」という要望をAIに指示。
- AIがバックエンドエンドポイント・フロントエンド・サービスレイヤーを全自動で実装。
- 実装後に自動ビルド・エラー検出&修正も実施。
- 「詳細ページも追加して」など大まかな指示にも応じて、自動的に新規ファイル生成&ナビゲーション追加。
- コードレビュー(サイドバイサイドdiff)やチャット履歴の自動管理、チェックポイント機能で変更履歴を管理。
- モデル選択も可能(GPT-4.1、Claude Sonnetなど)。
技術的解説:
- エージェントモードは「自己修復型」AIコーディングアシスト
⇒ ファイル探索・文脈解釈・差分計画・自動テストまでワンストップ - コード差分の可視化やチェックポイントによるロールバックなど、AIコード生成での安全性・操作性も大幅向上
3. MCP(Model Context Protocol)サーバー
担当:Katie Savage
● MCPサーバーの概念と目的
- MCP=「モデル・コンテキスト・プロトコル」
- LLM(大規模言語モデル)が外部リソース(DB・API・GitHub等)と標準プロトコルで安全連携する仕組み。
- Universal Adapter(ユニバーサルアダプタ)の比喩がよく使われる。
● MCPサーバーの使い方・設定例
- mcp.jsonファイル(.vs, .vscode, ルート等)でMCPサーバーを指定。例:
- GitHub MCPサーバー:Issues一覧取得やIssue作成、コメント投稿など
- 独自MCPサーバー(例:Monkey MCPサーバー):独自DBやAPIと連携
- 設定したMCPサーバーはCopilotエージェント経由でチャット内から直接コマンド実行できる
- 例:「現在のリポジトリのopen issueを表示」「Monkey MCPサーバーからデータ取得」
技術的解説:
- MCPサーバーによるAI-外部連携の「標準化」
⇒ これまでは各外部ツールごとに独自実装が必要だったが、MCPサーバーを使えば各種AIクライアント(Copilot/VS Code/Cloudなど)から共通プロトコルでアクセス可能
⇒ Anthropic社による仕様策定でOpenAIやMSなど主要ベンダーが採用 - mcp.jsonによる宣言的設定+docker活用によるローカル起動
4. Next Edit Suggestions(次の編集提案・NES)
担当:Simona
● 機能概要
- 従来の「コード補完(Completion)」に加えて、過去の編集履歴から次に必要そうな編集を自動予測&提案(削除・挿入・修正含む)
- ex)クラスをPointからPoint3Dにリネーム→各所の名称や参照の一括修正をTabジャンプ&Tab確定でサクサク反映
● 実用例
- eShopのBlazorコンポーネントで新規フィールド追加+関連箇所をまとめて更新
- 編集対象が複数ファイルにわたる場合も、ファイル間をジャンプしながら提案
技術的解説:
- GitHub Copilotによる「編集支援AI」の進化形
⇒ 補完型(Completion)だけでなく、「編集フロー」まで自動支援
⇒ タブキー中心のワークフローで開発効率が劇的向上 - 初期バージョンはOpt-in(要設定)
⇒ 今後フィードバックで進化予定
5. C++領域の新機能
● Dynamic Debugging(動的デバッグ)
担当:David Lee
- 最適化ビルドでも「デバッグ容易化」
- 新しいC++動的デバッグにより、「最適化解除されたフレーム」だけを一時的に生成して詳細デバッグ可能
- break point時のみ自動deoptimize
- 「pragma optimize」等の手動切替不要、ビルド時間と手間が激減
技術的解説:
- 従来は最適化ビルドのままでは詳細デバッグ不可、都度「非最適化ビルド」生成が必要だった
- 動的デバッグは必要箇所だけ「一時的に」非最適化して詳細情報を取得、パフォーマンスと生産性の両立
● CMakeサポート&Docコメント自動生成
担当:Cena
- CMake対応の強化
- CMakeモジュールのIntelliSense/ドキュメント自動取得
- C++/C#の関数で「///」「/**」入力→Copilotが内容を自動生成(パラメータ解説や実装説明をAIで出力)
- 技術的解説:
- CMakeモジュール・ドキュメント参照が容易に(従来は公式Docを別途調べる必要)
- doc comment生成で大規模プロジェクトの品質・保守性向上
6. 総括・クロージング
- v17.14はAI統合・C++開発・品質向上・生産性UPが大きなテーマ
- 全機能は「今すぐダウンロードして自分で体験を!」と強調
- フィードバックのお願いと今後の進化に期待
7. 補足:公式情報・ドキュメント
- Visual Studio 2022 v17.14リリースノート(日本語あり)
- GitHub Copilot Agent Modeドキュメント
- Model Context Protocol (MCP) 仕様
- C++動的デバッグ解説記事
- CMake公式ドキュメント
利用者向けワンポイント
- Copilot Agent Mode:VS/VS CodeでON必須。AI駆動型開発を一気通貫で実現。
- MCPサーバー:自分のプロジェクト用APIも簡単拡張可能。mcp.jsonで管理。
- Next Edit Suggestions:細かい修正・リファクタリングの「抜け漏れ」防止&効率化。
- C++新機能:ゲーム/大規模開発者は動的デバッグ・CMakeサポートの進化に注目。
- 全体として:AI時代のIDE進化を体感できる一大アップデート。
もし、特定の機能について更に詳細な実装例や設定手順、.jsonファイル例などがご要望でしたらお知らせください!
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